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不登校

gf1420237055o.jpg気づいていますか?
不登校になった本当の原因を見つける大切さ

「毎日通うのが当たり前なのに、なぜうちの子だけが学校へ行けないのだろうか?」
 
子供の頃、何の問題もなく学校へ通っていた親ほど、自分の子供が不登校になった時のショックは計り知れません。
自分の子供が登校しなくなると、たちまちその事実はクラスメートだけでなく学年中、学校中に知れ渡るようになります。
 
「なんとか みんなに知られないうちに、早く学校へ行かせたい」
 
学校へ行けずに苦しんでいる子供を心配するよりも、周りの目を気にして不登校を早く解決しようと焦ると事態は悪化してしまいます。
 
不登校を解決する第一歩は、不登校を引き起こした本当の原因を見つけ出すことです。
そして、それは子供によって違うものであり、焦らず時間をかけてじっくり取り組む必要があることを知っておいて下さい。

 
cuore-edu_017.JPG不登校の原因を把握し、対応策、解決策を立てる上での注意
学校に行けなくなったお子さんに向かって「なぜ、学校が嫌なの?」「どうして行きたくないの?」と次々と質問して追い詰めていませんか?
お子さんが学校へ行けないのは、学校に原因があるのではと考えてしまいますが、不登校の原因は必ずしも学校の中だけではありません。
時には、家庭環境に原因があることもあります。
 
不登校の原因を突き止めるために、最も大切なことは、お子さんが話してくれるのを待つことです。
お子さんが学校へ行けないことを責めたくなる気持ちを抑えて、不登校のお子さんそのものをまずは受け入れて理解する姿勢を忘れないで下さい。
原因が把握できない状態で、不登校を解決しようとすると、本質を見誤った対応をして、事態が悪化する可能性もあります。


不登校のタイプにも色々あり、それぞれに対応方法があります。
自分の部屋や家から出られない、いつも通りに家は出て行くのに学校へ行かずに違う場所で時間をつぶしている、登校時間になると腹痛、頭痛、吐き気を訴える、学校へ行きたがらずに兄弟や親に暴力をふるうなど、不登校と言っても、その様子は子供によって違います。
 
どんなタイプであっても親としては、できるだけ早い時期に学校へ復帰してほしいと思うのですが、無理やり登校させるのは禁物です。
 
不登校になってしまったら、最初にその不登校のタイプを観察します。
不登校の様子を見れば、その原因もある程度特定できて、不登校を克服しやすくなります。
子供と向き合うときは、決して問い詰めることはせず、学校や専門家のアドバイスを借りながら少しずつ原因を究明していきましょう。

 
cuore-edu_060.JPG不登校のタイプとその対処例は次のようになります。

1. 引きこもりタイプ
時々休む程度から、家族とも話せず部屋に閉じこもり食事も1人で食べるまで、程度はさまざまです。
 
引きこもりタイプでは、本人の話をしっかり聞いて、あいづちやオウム返しを繰り返していると、だんだん口数が増えてきます。
自分のしゃべりたいことを十分に吐き出しているうちに、少しずつ元気を取り戻し、「何かやってみようかな」と気になります。
人と違う自分でもいいこと、自分の持ち味を生かそうとする行動をとれるように指導していきます。
 
2. 非行タイプ
学校をよく休む、遅刻や早退が多く、真面目に勉強する気持ちもなさそう。
そして服装が乱れて、注意しても直す気配なし。
 
一見強がっているように見えますが、実際は「寂しがり屋さん」がほとんど。
相手に嫌われたくないあまり、常に笑顔で明るく振舞ううちに、相手や雰囲気を重視する環境でしか付き合えなくなっています。
自分を良く見せようとするあまり、苦手なことには手を出さず、口ばかりで実行力がない、自信がないとすぐに投げ出してしまう。
このような人に対しては、不安や弱音が言える場所を作ってあげることで、やる気がおこり行動がおこせるようになります。
 
3. 心身症タイプ
いじめや勉強がわからないことなどを経験すると、怒り、悲しみ、恥ずかしさ、などのストレスが脳内の自律神経のバランスを崩し、頭痛、吐き気、めまいなどを引き起こすことがあります。
登校時間にこれらの症状が起こるため登校ができなくなります。
 
心身症タイプは、相手にペースを合わせる心優しい子が多く、相手が気にすることを言ってはいけないと常に緊張しながら過ごすため、やがて体調不良となります。
このようなタイプの人は、カウンセリングの場で次々と質問することはせず、「慰め」、「励まし」も危険です。
緊張感に慣れてもらうよう会話をしていきます。
 
4. 対人恐怖症・対人緊張症タイプ
人と接するときにドキドキする、しんどいといった症状を感じるため、外に出られなくなります。
常に自分が相手からどう思われているかを気にして、相手との距離感がつかめなくなります。
学校の授業中、黒板に間違った答えを書いてみんなに笑われたといった些細なことが原因で、ますます自信をなくして人と接するのが嫌になり強い不安を抱くようになり症状が現れます。
 
対人恐怖症では、相手からの問いかけに答えにくい時に行き詰ってしまうことが多いので、そんな時は、適当に相手に話を合わせて受け流すように指導します。
また自分の興味ある事柄をたくさん話せる機会を設けることで安心感が生まれ、潜在意識の中にある不安や失敗についても相談出来るようになります。
今まで逃げていた悩みにあえて自分から直面して訓練することで、緊張感を克服することも必要になります。
 
不登校を克服するには、家庭だけでなく周りとの連携が大切です。
不登校をタイプ別に見ていくと、それぞれに専門的な知識が必要なことがわかります。
子供の問題は、親が解決しなければと全てを抱え込んではいけません。
学校や医療機関などの力を借りながら、情報を共有し、協力して子供に関わることで、不登校を克服していきます。

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